13/DullBrightness
ここ二年くらいでジュエリーにハマりまして、、最近我が家に照明が二灯追加されたので、そのテストも兼ねていろいろ撮ってみることにしました。
正直、ちゃんとしたブツ撮りは初めてじゃないかな。。いろいろ勉強になった。
渋谷にアンティークジュエリーを置いているお店屋さんがあって、そこで選んだ2点。めーーーーちゃくちゃかわいい。
私は昔からハートのモチーフには結構抵抗感があって。可愛いものもピンク系の女の子女の子してる色も大好きだけど、自分で身につけるもんじゃない、似合わないって思って避けてきてた。
でもこのリング二つ、モチーフはポップだけど子供っぽくないしちゃちくないから、今も、これから歳を重ねても着けていられる可愛さだなって思う。本当に可愛いんだ。。。
タツさんから頂いたリング。上はSONWAIさんの作品。
元々インディアンジュエリーとか宝石とかって全然興味はなかった、、、
っていうのも、インディアンジュエリーは男の人がつけるもの/ゴツいって印象があったし、宝石に関してはあんまり大きいものは下品だし私の歳では似合わないって印象があった。
でもタツさんにいろいろ見せてもらったりジュエリーの商品写真を見ているうちに、今までの印象っていうのはインディアンジュエリーや宝石の全てに当てはまることじゃないなって思って、、、
上の写真のリングの石、結構大きく見えるけど指に通してみるとゴツいっていう印象は全くない。それは多分、腕の部分が全てシルバーで覆われていなくて左右に一つずつ穴が空いていて指が隙間から見えるから。
下のリングはお花の冠みたいなモチーフで可憐な印象。シンプルだけど存在感がある。このリングはどんな服装にも合うからほぼ毎日つけてる。
これもタツさんからの頂き物だけど、これは私の中ではすごく特別。
タツさんがデザインしてオーダーしてくれたものなんだけど、爪の部分に注目して見ると、右手になってる、、、
右手で夢を掴むっていう意味を込めてくれたそう。
石はペリドット。八月の誕生石。
ちなみにこれらの写真はこうやって撮ってます。
わかりずらい!!!笑
(伝われ、、、、、)
図にするとこんな↑感じ。
さっきのペリドットのリングの写真はこのセッティングで撮ってる。
リングの腕の部分は円柱の形だからリングの左からのライトが強いと白飛びしてしまう、、、
だから、リングの奥左から照明を光らせて、レフ板で柔らかくしてリングの左側に当てる。影は下に落としたいから、上からカメラ側に少し傾けて一灯。
上の二枚はルベライトの指輪と、サフィレットガラスの指輪。
ルベライトの指輪はでかいけどつけると意外と違和感がない。すごく華奢に見える。フォルムが綺麗だからかな、、、
この二枚は、右斜め横から一灯、左上手前から一灯。下に敷いてるのは黒いアクリル板。背景は黒い紙を手で湾曲させながら持ってる。
三枚目の写真は左斜め横から一灯、右上手前から一灯。左のターコイズのリンクの腕の部分が白飛びしちゃってるのがまず反省点。均等に明るくするって難しい。
今回苦戦したのは、透明な石のついているジュエリーの撮り方。
透明な石の場合は石の部分だけ照らした写真も同ポジで撮っておいて、現像の段階でその石の部分だけ合成してる。
多分ちゃんと撮影に適した環境や照明、レフ板が十分にあれば、一枚の写真でリングのライティング、石の部分のライティングを完璧にできるかもしれないけれど。
ていうのも、石はカットされている。だからカット面に垂直に光を当ててしまうとその面は白飛びしてしまう、、、
石に光を灯すための細いレーザーみたいなライトは持ってないので、なるべく斜めに光を入れるように調節した、石のための写真を撮って対応した。
白背景で光を回すのも難しかった!!
白飛びがまず気がかり。白い石は特に、、、
コピー用紙を敷き詰めて、ガラス板を乗せて撮った。
このジュエリー三点セットは最近のお気に入りの組み合わせ。
デザインに品があると、複数つけても強い印象にならない。
いろいろチェックポイントがあって大変だけど、今ある機材や材料で工夫して実験していくのはすごくおもしろい。
SpellboundSplendorの商品の撮影もまた本当に難しいんだけど、自分の作品を自分の好きなように撮れるようになっていく時間は最高だ。