投稿

9月, 2017の投稿を表示しています

31/モノクロNCF1

イメージ
ジュエリー紹介ブログをやるとか言っておきながらちょっと脱線。面白い本があったので紹介したい! モノクロ×Photoshop 陰影が生み出す美と感動 著者 ヴィンセント・ヴェルサーチ Amazonは こちら タイトル通り、モノクロ写真についてやその作り方が書いてある本。 ただこの本の面白いところはそういうテクニックの面だけではない。この本の大前提は、「この本はマニュアル本ではない」「辞書を丸暗記しても、自分の主張があるとは言えない」ということ。 あと、著者の心持ち、言葉遣いが好き。 「...特に誰に対するでもなく、大きな声で「こんにちは、私の名前は(あなたのフルネーム)です」といってみましょう。一呼吸置きます。今度は、もう一度大きな声で「こんにちは、私の名前はイジー・スミスです」と言ってみましょう。あなたの名前がイジー・スミスでない限り、この2つの発言に対する感じ方には違いがあるはずです。おそらく前者は違和感がなく、個人的な感じがしたのに対し、後者はむなしく感じたのではないでしょうか。違いは、本当の名前にはあなたという実体が宿っていて、後者はあなたにとって意味のない単なる言葉だということです。これは、あなたの名前はあなた個人の象徴であり、この瞬間までにあなたが経験してきた全てのことを表すものだからです。自分の名前を、あなたのこれまでの言動すべて、これまでみて感じたことすべて、そして人生で学んだことすべてを包含する、形のあるものとして考えてみましょう。あなたの画像の形には、まさしくそうしたものが含まれているはずです。...」 「...最終的に、私たちはフォトグラフィというガラスの天井と金メッキの檻に突き当たります。つまり、きれいな写真(技術的には優れているものの創造性に欠ける美)を作成するためのテクニックです。そして、作品や自分自身、そして思うように作成できない画像に不満を募らせるようになります。私たちは創造的世界の旅人なのです。 」 「...テクニックのためのテクニックを重視するのはやめて、ただ単に見るのでなく、見るとはどういうことかを知りましょう。それは、一巡して自分の中に創造的な声を見出すことにつながります。テクニックが単にディティールに過ぎないことがわかれば、見る人の世界

30/Al Nez

イメージ
今回から自分の持っているジュエリーを紹介するシリーズをスタートしちゃおうかな! とはいえども実はその数がめちゃくちゃ多いので、そのシリーズが何回目まであるのか全くわからない。 この写真に写っているものすべてを紹介しようとは思っていないけれど、ともかくすごい点数。 ちなみに私のジュエリーボックスはこんな感じ。 最初は右上の一つだけで収まってたんだけど、まず指輪が入らなくなり、ブレスレットが入らなくなり... もうぎゅうぎゅうだよ その中から今日は一つ。 たつさんから前に頂いたリングを紹介します。 インディアンジュエリーアーティスト、ナバホ族 Al Nez(アルネズ)作のリング。 ターコイズ 14金 【Al Nez】 1959年生まれ ナバホ族 作風 - gold&silver sandcastle,tufacast,filework,shadowbox,set stones jewelry 兄弟 - (brother) Kee Nez,Gibson Nez  先生 - 祖父 このリングの、表面のざらついた質感は、tufacast(トゥーファーキャスト)という鋳造方法で作り出されている。 表面がざらついている軽石にデザインを掘り、そこに金属を流し込む製法の事。色的にはちょっと派手なこのリングが、いろんな服装に合わせやすくなる要因の一つだと思う。 右手につけているのがこのリング。この時着けているのは、 ・kamhoutのブレスレット ・フランスで買ったアンティークジュエリー ・SpellboundSplendorのブレス ・そしてAl Nezのリング こんなに着けているけれどゴツくならないのはどれも曲線が美しいからだろうなぁ。 SpellboundSplendor WebStoreは こちら

29/Daikanyama

イメージ
先日代官山にmaeの来日公演を見に行った帰り。夜にスナップを撮る予定だったのでOLYMPUS E-P5。 (OLYMPUS E-P5 製品紹介) 代官山UNITから歩いてTSUTAYAに寄り道、それから駅へ。 5軸の手ぶれ補正というのは本当に優秀だ。 角度ぶれ補正(XY軸)、シフトぶれ補正(XY軸)、回転ぶれ補正(Z軸) OM-D E-M10 Mark II_5軸手ぶれ補正 前回のブログにも書いたけれど、私は基本的に明るめに撮るようにしている。だから手ぶれ補正が優秀ならシャッタースピードを抑えられるからすごく助かる。 OLYMPUSを使うときはそもそもノイジーな仕上がりをイメージしているからisoはガンガンにあげてもオッケー!シャッタースピードを稼ぐためにisoを上げるのではなく... 明るく撮っているのは、トーンカーブをこうしたかったから。ハイライト部現像で増やして、引き上げられたシャドウ部を引き締めるのではない。 そもそも明るく撮っておいて、シャドウ部を引き締めるだけのイメージ。コントラストは付けたいけれど、それを現像の段階で一から作り上げるんじゃない。っていうのを意識して撮っている。

28/小さな断片と思い出

イメージ
昨日は渋谷で打ち合わせが一件。深夜になってスナップを撮りに外へ。 雨が降っていたのでTouit2.8/50Mの気分。マクロであることは私にとってはすごく重要。 というか、カメラを初めて持った時の え、なんで寄って撮れないの!? っていうストレスを思い出したく無いというか...笑 深夜ではあったけれど、交通量もそこそこあり、人も歩いていて、街灯もたくさんある。この辺はベッドタウンなのかな?実家のある横浜市よりも街自体は明るく感じる。 写真を撮る人はそれぞれ、写真を撮る流れになりやすい方法があると思う。 実家に住んでいた頃の私のそれは 原付だった。原付で何処かへ行って、なんとなく ここがいい と思った場所で降りて、三十分くらい歩きながら撮って、また原付で移動する。 大好きなみなとみらいまで一時間弱で行けたからよく通っていた。その辺でバイトもしていたから、バイト終わりの深夜にスナップを撮ったりもしていたなあ。 今住まわせてもらっているところは原付を停めていられないので、自分の脚でスナップを撮る習慣がついた。 ちなみに、私にとって自転車はスナップを撮るには向いていなかった。ここで撮りたい!って気持ちが歩くよりも早い速度で多く感じてしまうし、それを全て撮りきるには、撮りたいと感じてからすごく時間がかかってしまうから。結果、自転車を押して歩くという訳がわからないことになってしまった。 昨日は写真家 ソールライターの言葉を思い出していた。 It is not where it is or what it is that matters but now you see it. 重要なのは、どこで見たか、何を見たとかということではなく、どのように見たかということだ。 A photographer's gift to the viewer is sometimes beauty in the overlooked ordinary. 写真を見る人への写真家からの贈り物は、日常で見逃されている美を時々提示することだ。 Photographs are often treated as important mom