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7月, 2017の投稿を表示しています

24/words

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前回、”良い写真”、”良い写真を撮る人”というテーマでブログを書き、その後ツイッターでもそれに触れたが、今回はその補足を書いていこうと思う。この間の一投稿だけではわかりずらかったかもしれないから。 そのツイッターで書いたが、私が思うに”良い写真”とは”意図がわかるもの”だ。細かくいうと、”意図がわかり、尚且つそれを言葉で説明できるもの”だ。 「この観光地のパンフレットに載っている写真、一見普通だけれど、広角で撮ってからトリミングしているから前後左右ほぼ全てにピントが合っている。そこからの眺めがわかる良い写真だね。」 とか 「この指輪の写真、マクロで撮っているだろうけれど、絞りを絞っているから端から端までピントが合っているし、光を回した状態から光量を調節して陰影をつけているからコントラストがつきすぎていないし、 白とびもしていない 。デザインがしっかり見えるから良い写真だね。」 とか 「このライブ写真、アーティストの顔はしっかりわかるし、PA卓辺りから望遠で撮っているからお客さんの手が上がっている様子が強調されて、迫力を感じる。空気感が伝わる良い写真だね。」 とかってことだ。 各々の好みの話を、<”良い”、”良くない”>の基準にするのではなく、”意図がわかり、言葉で説明できるもの”だと考えた理由は、 他者との共通言語にできるからだ。 つまり、カメラマンが撮る時にどれだけ細かく気にしているか。 どれだけ相手と情報を共有し、お互い完成に向けて考えたか。 だから私は、”良い写真を撮る人”は、 ”物事の細かいところまで関心を持ち、愛情を持ち、瞬間瞬間を大切にし、伝えたいことを伝えられるように考え行動し続ける人”だと思った。 私がこの事について考え始めたきっかけは数年前、(自分の写真を、自分はもちろん好きだし気に入っているし良い写真だと思っているけれど、言葉でどうやって人に説明しよう?)と思った時だった。 一番最初は、自分の写真は良い写真で、そこを言葉でどうやって説明しよう?と考えていたが、実際はそういうことではなかった。 ”自分がなんとなく撮っていた ”、だから”自分が”良い”と思っていた写真は、ただ見栄えが良いだけで

23/STORYOFTHEGOODPHOTO

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”写真を極める” ”良い写真”とはなんだろうか? カメラを触ったことがある人はイメージしやすいとは思うが、カメラは基本、iso感度、F値、シャッタースピードの三つを調節して撮影する。もっと細かくいうとレンズ、ボディ、ストロボ、ピクチャーモードとかはあるけれど。 シャッタースピードを遅くして被写体ブレさせたりとか、絞りを開放にしてぼけ味を強くしたりとか。 三つの設定だけとはいえ、いろんな表現ができるとは思うけれど、正直その機械が出来ることは想像ができる、頭でシミュレーションできるものであると思う。 では、"写真を極める" ”良い写真” とはなんなのか? 私の考えではまず、 極める、という状態は存在しない。もしあったとしても、そう判断できるのは他者である。それは、”良い写真”も同じ。 ”良い写真”とは、他者が判断することだと私は思う。 私の中で ”良い写真"を撮れる人 とは、 ”物事の細かいところまで関心を持ち、愛情を持ち、瞬間瞬間を大切にし、伝えたいことを伝えられるように考え行動し続ける人” であると思う。 「気持ちが強ければ上手くなる!」「より強く願っていればいつかきっと叶う!」とかって誤解をされてしまうかもしれない文章だが、ポイントは”愛情を持つ””考え続け行動し続ける”というところだ。 そもそも技術は、学び身につけたいという気持ちがなければ身につかない。つまり、気持ち、感情はすごく大切なものである。 精神論が根底にあり、それを持って努力する人が、良い写真を撮ることができる状態に近づくものだと思う。 そしてその”努力”は決して、 汗水垂らして体を動かす 精神的や金銭的に苦しむこと でなければいけないわけではない。 カメラは、撮るものや撮る時間を勝手に選んではくれない、私達カメラを操作する人間が選ぶものだ。 私は偶然ってものを信じてはいないし、降りてくる系の天才ではもちろんないので、 物事に関心を持たないと発見はできない。 そして、瞬間瞬間を大切に思うこと。 私が人に「写真を教えてくれ」と言われそうしようとした時、単純に技術だけを教える、というのは不

22/中一光学0.95/35mm

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例の 中一光学をゲットしました FUJI X-PRO2につけていますが、これが大変良いんだ ピントが合っている部分はかなりシャープ。そしてぼけ味が美しい〜。完璧だ。 ただ私は目がかなり悪いし、そんなに腕力はないから、このF直0.95とマニュアルフォーカスを使うのが大変難しい。好きな質感を出すにはもってこいだけれど、自分の体には全く合っていない。すごい機材を選んだなと我ながら思うし、これを世間ではレンズ沼と呼ぶんだなと思うと夏なのに寒気がする。 その中一光学を持って、おととい夢の島熱帯植物館に行って来ました。 ちなみにここ、開演が9:30-17:00までで、入場が16:00までなので注意。 最近はノイジーで、コントラストがつきすぎていなくて、階調が豊かで、というのを目指している。 カメラ内でシャドウを締めるか、逆にシャドウを引き上げ、現像の時にトーンカーブで調整するか、、、 頭の中のシミュレーションと、この間からの実験の結果、シャドウを引き上げたくらいの方がいいことがわかった。 というのも、カメラ内でシャドウを引き締めておいた写真のシャドウを、現像時に再度触ろうとすると結構難しい。 私は基本コントラストはトーンカーブを使っているが、トーンカーブだと中間シャドウの調節がシビア。元々締めていたシャドウ部がより締まってしまい黒つぶれしがちになる。 シャドウを引き上げておいた写真は、正直言って、撮った後モニターで確認すると、完成形の真逆の状態が写っているわけだから、結構ストレスは溜まる。 下の写真は中一光学ではなく Touit 2.8/50Mと XF23MMF2 R WR

21/ HAND SIGN_MEETONLYTHENIGHTOFJULY9TH

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先日2017.7.9はHANDSIGN 七夕LIVEの撮影で、湘南ひらつか七夕まつりに行って来ました。。。 この日はほんっとうに暑かった!!!ほぼ膝をついて撮っていたのに汗だく。 - web site - http://hand-sign.com その場にいる皆んなが一つになれるって素晴らしいことだ。 HANDSIGNのライブは、見ている人が各々楽しんでいるというより、皆んなが一緒に楽しんでいるように感じる。 この日みたいに、見ている人との物理的な距離が近い時のHANDSIGNのショーが私は大好き。 ほっこりするわ、、、、、 HANDSIGNを撮るのはこれで4回目。 アー写、 泉区民文化センターテアトルフォンテでのワンマンライブ、HEROの撮影、そして今回。。 ご報告が遅れたのですが、先日発売された、 デフリンピック応援テーマソング「HERO」 HANDSIGN with 三城千咲  こちらのアートワークも担当いたしました。 中に使われている写真は、HEROのMV撮影の時に撮ったものです。歌詞カードだけでなく、裏ジャケの裏、盤面の後ろにも存分に使っております。見ていただけると嬉しい。 そして、DVDの方に私が若干映っているそうだ。 そして、暴言を吐いているところを捉えたれてしまっているそうだ。 油断した、、、、、 こうやって何回も撮っているうちに、ステージ上でのパフォーマンスだけでなく、オフスナップも撮りたくなってくる。 ライブ写真というのは、ライブ本番のだけでは完全じゃない。 パフォーマンスを披露しているその瞬間だけでは完結しないものだと思っている。本番に向かう瞬間、ステージから降りてオフの顔になった時も含めてやっと完成するものなんじゃないかなと、最近は思っている。 もっと、HANDSIGNの活動、生き方を追っていきたい。。